神戸所在の不動産を相続したとき

遺産の中に土地や建物がある場合には、まず不動産の所有者の名義変更である所有権移転登記の手続きが必要になります。不動産の所有権移転登記とは、法務局に登記されている不動産の所有者の名義を故人から相続人に変更する手続きになります。専門家に依頼する場合は、司法書士に依頼することになります。名義変更の登記手続きだけを依頼することもできますし、司法書士に財産調査や戸籍の取得などの手続き全般を依頼することも可能です。
不動産の所在地によって管轄する法務局が決まっているため、神戸所在の不動産の場合は、神戸地方法務局管轄の17あるいずれかの法務局へ登記申請を進めます。法定相続という民法で定められた割合で登記手続きを進める場合には、権利証(登記済証や登記識別情報)はなくても登記申請が可能であり、相続人であることを証明するための戸籍や住民票のみを申請資料として準備するだけで良いです。そのため、法定相続による登記手続きを行う方が多くなっていますが、場合によっては遺産分割によって一人だけを新しい所有者とする登記手続きを進めていた方が良いことがあります。

 

例えば、受け継ぐことになった不動産は親が遠方で居住していた物件であり、その後自分が住む予定もないため売却を前提としているような場合は、複数人が所有者となる手続きではなく単独所有者となるように遺産分割をした上で所有権移転登記をしておくと後々の手続きがスムーズに進みます。不動産の所有者が複数いる場合、売却時には所有者全員の印鑑証明書と実印による書類への押印が必要となります。そこで、相続の段階で所有者を一人にしておくと売却手続き時にはその一人の人だけが手続きに当たることができますので、売却判断や買主希望者への返答や手続きを素早く行うことができます。
不動産は高額な資産ですので、遺産の総額を算出する場合には評価額の算出が必要になります。税金の関係でそのまま所有した方が良いのか、あるいは現金化した上で分配した方が良いのかを検討する必要があります。土地や建物の売却には時間がかかりますが、現金化を急ぐ場合には買取業者による査定を利用するのも一つの方法です。
また、一般購入者を探す時間や手間がない場合には、地元の買取業者へ売却すると遺産を素早く現金化することができます。その際にも複数の相続人と話をするよりも、所有者を一人とする手続きを終えた上でその人が家族の代表者となって業者との窓口になる方が買取業者とも話しが早く進みやすいものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です